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鳥居りんこの公式ブログは当「湘南オバさんクラブ」から

「湘南オバちゃんクラブ」    http://to-rinko-houmonki.blogspot.jp/

湘南オバちゃんクラブ

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今後は「オバちゃん」クラブの方で交流させてくださいませ
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共感能力が消えるのは老いのせいか?

風邪を引いてしまった。
喉風邪だ。
微熱があるせいか、だる〜いと節々が痛〜いが同時に襲って来ている。

しかし、アタシはちょっとホッとしている。
これで老人ホームに行かなくてよい「大義名分」が出来たからだ!

お年寄りに移したら大変!

この一言ですべてが免罪符になる。

母は今朝も早うから電話をしてきたが(特に何の話があるわけでもない)

アタシの「風邪引いて、微熱があるから行けない」という話に
「何度あるの?」と質問する。

「7度台の後半」と言うと、母はこう言った。

「お母さんなんて5度台なのよ!(低体温すぎて病気なんじゃないかしら?)」

そこは「熱が出て、しんどいわね」とかいうお見舞いの言葉を発するべきなのでは?と
思うところであるが

ここ数年の母は特にアタシに対する共感能力が著しく落ちている。
これが老いなんだろうか?

例えば、今年、アタシは腹切り手術をしたんであるが
その時は、母の大事な長男の胃にポリープが出来たってことで

母は「お兄ちゃんがガンだわ!」と異様に心配して、狼狽していた。(結果、ただの良性ポリープ)

あの〜?アタシの「あなたの娘は「疑い」ではなく、実際に腫瘍を除去するんですが?」という
問いかけは無視されたのだ。

そして、こないだはアタシは角膜混濁という目の病気が再発して
とても不自由していたんであるが

丁度、同じ折り「お兄ちゃんが目が見えにくいって言うの!糖尿病が悪化しているのかしら!?」と
大騒ぎなさった。

先日の姉がスズメハチに刺されたときも、反応は薄かったのだ。
姉に対する心配はなく
「(姉がもし運転不能になったら帰りの運転は)アンタ(アタシのこと)出来るの?」と聞いただけだった。

まあ長男病だから仕方ない。

不思議なのは、常に自分の具合の悪いところを探すことだ。

どこかないか?どこかないか?と必死に探している。
(面白いことに、アタシがどこかの具合が悪いという時には、メチャ張り切って
自分の方が悪いアピールをすることに気が付いた)

先日は目の周りが赤いと訴えた。(赤いのではなく、長年生きたせいでの色素沈着。素人でもわかる)

その前は足を押すと戻らないので、むくみがひどくて病気だと言い出した。(年寄りはみんなそうだ)

その前は目が充血していると騒ぎ出した。

そして、その前は手の皺が持ち上がりすぎる、血管が浮き出ると執拗に言い出した。

これに加え、やれ腰が痛いの、膝が痛いの、メガネの具合が悪いのと日常的に騒いでいる。

すべて「病院に連れて行け!」と言っているのだ。

あまりに言うので施設側も「行ってあげてください(怒)」になる。

そうなると万事休すで、重い腰を上げて行くわけだが、結果は同じ。

丸一日かけて行くのであるが、「どこも悪くない」のである。

ただ単に病院に行きたいだけなのでは?ということを疑っているが
付き合わされるこっちの方が身が持たない。

しかも「なんでこんなに(この病院は)待たせるのかしら!(怒)」と怒り心頭のご様子だ。

「構ってちゃん」なのか、なんなのかわからない。

どこも悪くない目に目薬を大量にもらってきたのであるが(こういう人がいるから、保険制度は大赤字だ)
飽きたらしく、もうささないでいいんだそうだ。

年寄りには「教養」と「教育」が必要とはよく言われるが
(教養=今日、用がある。教育=今日、行くところがある)

介護付き老人ホームに入っても尚、うまく枯れられずに

毎日、具合の悪いところを探す素振りをする母。

ピーターと狼少年の童話を思い出すが

この人は一体、何をしたいのだろう?と

80過ぎて尚、老いを受け入れられない母に気持ちがドンドン冷めていく。

テーマ : 主婦の日常日記 - ジャンル : 日記

スズメバチに襲われたとです

死んだ父が遺した家に「山の家」がある。
今は母の名義だが、これが金食い虫で超迷惑な存在になっているのだ。

大体だ、都会から遠い、駅から遠い、ど不便な場所にあるにもかかわらず
年間60万円ほどの維持費がかかり (固定資産税やら使ってもいない温泉なんちゃら費やら
最低限のガス水道代などなどである)、今は婆さんの貯金で賄っているが

これが尽きる前にどげんかせんことにはどうしようもなくなる!というところに
追い込まれている。

けれども肝心な老母がこうのたもう。
「私は知らないもんね〜。後は野となれ、山となれ!」

そんなところなので、今は滅多に誰も寄り付かない。

しかしである。
完全に無視を決め込み、ほっておくことも出来ず、アタシと姉はたま〜に老母を連れて
草むしりと窓開けに出向くわけだが、これが一日仕事になるので

姉とアタシは「なんでアタシたちがこんな目に?」と心の中では不満たらたらだ。

何故なら、これは「(長男である)兄にあげる」と母が言っているからだ。
(ちなみに兄は何もしない。草一本抜いたことがない)

もらっても困るだけだから、それで全然いいんだが

自分の家の猫の額もないほどの庭の草むしりをするのだって、嫌々やっているのに
なんで、こんな負の遺産をこうして体力と時間を使って維持させられるのかが、皆目わからない。

もっとわからないのは、そうやって懸命に維持しようと頑張る姉妹に
母は当然と言わんばかりの態度でいることで
「(日帰りだけど)旅行が出来て、あなたたちも楽しいでしょう?」くらいの
感覚なのだ。

そんなこんなな家の草むしりを始めた。

垣根と言うのもはばかられるが、まあ垣根のようなところの
草引きをしていたときだった。

黒と黄色の2色っぽいハチが2匹飛んでいるなぁって思った。
結構、大きいなぁって思っていた。

でも、その時は大空を舞ってらっしゃるんだという認識しかなかったのだ。

草むしりを終えたので、今度は植木切りに着手しだした。

あれ〜?同じところにハチが飛んでるなぁって思った。

ブーンって言っているなぁっていうことも感じた。

でも、彼らは大空を舞ってらっしゃるんだという認識しかなかったのだ。

で、ドンドン植木を切っていったとき、見ちゃったのだ!

地面から10センチくらいの高さに丸いベージュ色の球体があるのを!

スズメバチの巣


ええーーーー!!!???
あんたら、大空を舞ってたんじゃなくて、住んでらっしゃる???

驚いた。
ブーンっていうのは「これ以上、近づいたら、集団で刺す!」っていう
警告音だ!!

アタシってば、子どもが小さいときに立体駐車場で足長バチ(スズメさんの一種)に
刺されたことがあり、しかも幼少の時に一度刺されているので、それが2回目だったのだ。

思えば、紺色のフレアキュロットをはいていて、太ももに違和感を感じたので
それに触ったら、それがハチだったというオチで

一粒で2度おいしい状態になったらしく、太ももと親指を同時に刺されたことがある。
手は見る間に有り得ないほど腫れ上がり、震えが止まらなくなった。

アタシは「死ぬ」と思ったので、子どもだけはどうにかしようと思い
幼児ふたりを抱え、近くの総合病院に駆け込もうとした。

とりあえず、ナースに子どもを渡しさえすれば、死んでも、子どもはどうにかなるだろうと
踏んだのだ。
そして、その前に持ち合わせがないことに気が付き、目の前の証券会社にまずは駆け込み
(銀行のが遠かった)、金を下ろしてから、幼児ふたりを抱きかかえ、病院に走ったのだ。

若かったから、できた技だ。

そんなこんなが走馬灯のようによみがえる。

で、姉ちゃんを呼んだ。

「見て!見て!スズメバチの巣があるーーー!!!」

その時点で午後5時半過ぎ。

アタシは作業を中断し、役場に電話した。

「敷地内ですか?敷地外ですか?」と執拗に聞いてくる。

道路に面しているが、垣根の下なので、敷地内かな?って言うと
市はノータッチだとのたもうた。

仕方ない。自力でハチバスターを呼ぶしかない!

ってな騒ぎの中、姉が部屋の中に駆け込んで来た。

ススメバチに刺されたという。

なんと頭(髪の毛の中)を刺されたそうな。

えー?アタシがほっといた枝やら草やらを処分しようとしてくれて
被害に合っちゃったのか!?

救急車か?と思いながらも、消防の指示を仰ぐため119に電話する。

姉は自力で病院に行くと言って頑張っている。
でも、かなり腫れがひどそうだ。
気持ち悪くはないと言うが、しびれてきているらしい。

アタシが付いていくと母がひとりになるので、何をするかわからず、ひとりにしておけない。
(自力で歩こうとして、顔から転倒し、骨折してしまうから)

多分、姉は刺されたのは初めてだから大丈夫だろうといういい加減な読みで
自力で運転して行ってもらった。

結局、点滴を打たれて帰宅したが、医師の話として

ハチは黒いものを攻撃する習性があるそうで
髪は特にやられてしまうんだそうだ。

目も危なく、特に黒目に攻撃してくるらしい。

蜂の巣の周りで散々、植木ばさみを扱ったり、鎌で草を刈っていたアタシが
無傷だったのは、白いお百姓帽子をかぶっていたからだと判明した。
(キャディーさんスタイルと言えばわかりやすいか?)

姉は帽子を被らず、黒目の服を着ていたのだ。

で、結局、泊まることが出来ない母のために、深夜、家路につくわけだが

ハチバスターさんは良い仕事をしてくれて
翌日の夜、退治してくれたらしい。
金、1万円なり。

スズメバチの巣2


老母が一言「高いわね!」と抜かした。
下手したら、その場で姉妹二人が死んでいたかもしれないのにである。

そんなこんなで、いろいろある山の家。
今度、行くときは髪をブロンドに染めるか、総白髪で行かねばならない

テーマ : 主婦の日常日記 - ジャンル : 日記

絶賛、断捨離中

 皆さま、あまりに久しぶりですみません。

実はパソコンがぶっ壊れて、いろんなSNSから離れておりました。
このブログも含め、SNSは楽しいものですが時にしんどくなることも一杯あり、
少し離れる時間もまたいいものだなぁって思っています。

この間、アタシは引っ越し以来と思われる断捨離を実施しました。

アタシは末っ子の娘が独立して以来、空の巣症候群ではないだろうか?というほど「何もしたくない病」でしたが、ようやく抜け出したようです。
すごい長い時間がかかりました。

立ち直ったきっかけは母を近所の老人ホームに入れて、自分の終末期を否応なく考えたことにあります。

父は亡くなっているので、当然、今、実家は空き家になっているんですが、この実家の中身を誰がどう処分して片づけていくのか問題にぶち当たっているわけです。

昭和一桁生まれのもったいない星人の母が溜め込んだ物の数々は半端なく、何もしていないのに戦意喪失です。

老人ホームに頻繁に行き来するようになって感じたことですが、人って最終的にはベッド一台分のスペースしか必要なく、そこに住むのであれば18㎡で十分なんだって感動しました。

そして、思い当りました。
今、自分が死んだら、物に溢れている実家を見て、家の子どもたち、特に娘には大きな負担をかけ、可哀想なことになるなって思い、それは心底、避けたいって思うようになったんです。

そんな時です。2冊の書物に出会いました。
1冊目は中村美香さんの「美的ハウスキーピング」
そして2冊目は村川協子さんの「アイデア家事の本」です。

ずいぶん前から所有はしていたんですが、憧れで終わっていたものです。

実家問題はひとまず棚上げ(兄弟がいると誰がどうやっていくのかでも揉めます。おまけに肝心な母が存命ですから)、自分の家から始めようって思ったんですね。

中村美香さんはいわゆるサロネーゼですが、ご自分のお母様も超綺麗好き、どの引き出しを見ても、一目瞭然に整理は完璧だったそうです。でもそのお母様が唯一なされなかったことが亡くなった後に判明したとのことで、それはアルバムだったんだそうです。

美香さんの幼いときからの写真は母として、どうしてもコンパクトには整理できないものだったんだと想像します。
それで美香さんは自分史の一年は1ページと決めて、あとの写真は処分したんだそうです。そういうお話と共に、片付けの方法がレクチャーされている本で、
見ているだけで素敵な気持ちになる本です。

もう1冊、村川協子さんは「こんな暮らしがしたい」って憧れの気持ちを持って見ている方です。
丁寧にゆったりと楽しんで生きておられることがわかって、こんなおばあちゃまになれたらなぁって思います。
将来の目標ですね。

ものすごい勢いで、何もせずに朝から晩まで何日かに分けて、断捨離をしているので、まるで引っ越しするかのようです。

いろんな物を処分しました。
娘が着るかもしれない?って思って取ってあったアタシの娘時代の冬のボーナスで奮発したコートとか、もう誰も弾かないけど、もしかして孫がこれで遊ぶかも?と思っていたクラヴィノーバ、何故か溢れるほどあった客用布団(それでも、まだ4組残してます・・・)、この方からの貰い物、あの方からの貰い物(申し訳なくて取ってありました。まあ、大抵、両親からの押し付けられ品ですが)

履くかも〜?着るかも〜?ってものも大量に処分しました。
そてこそ、コンマリ先生の「判断基準はときめくかどうか?」で決めました。

インテリアの自分史を振り返ると、カントリーに凝っていたときもあれば、ヨーロピアンに憧れたときもあり、はたまたハワイアンに触発されたときもあり、
迷走を繰り返しましたが、ようやくシンプルモダンというジャンルが好きなんだということに気が付いた次第です(遅っ)。

父が死に、息子がようやく大学に入り、そしてどうにか卒業して、どうにか就職して、ひとりでやっている姿を見、同じように娘も大学に入り、一人暮らしを始めという暮らしの中で、ここ何年間かで罹患していた「空の巣症候群」からの脱出をやっと果たしたかのようです。

まだ進行形ですが、なんだかスッキリした気分です。

ちょっとずつ、また色んなことを頑張ろうかなって思っています。

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まずい、このままでは・・・

婆さん(実母)の見舞いに頻繁に老人ホームに行っている。

食事中に行くことも多いので、他の入居者の動向も否応なく目に入る。

ひとりのお婆さんは90近いんだが、呆けているらしい。
食事中も頻繁に職員さん(ヘルパーさん)を呼びつける。

「食べさせろ!」と言っているわけだ。(手は普通に使えるが、使えないアピールをしている)

でも、女性職員だと口を開けない。
男性職員がお気に入りで、しかもお気に入りにも「マイ順位」があるらしい。

そのお婆さん、セクハラの常習犯だとかで、男性職員の股間を触るのなんのってことがあるらしく
問題児なのだ。

やばい。
自分もこうなったら、どうしよう・・・?と思うのである。

男性職員さんをイケメン順にランク付けし
「(イケメンランク1番の)あなたじゃなきゃ嫌なのぉ~~」とか言ったらどうしよう・・・。

昔、友人が嫁ぎ先のおばあさんの家にいったところ

そのおばあさんに「マサカズさんがお見えになったから、お茶をお出しして」と言われたらしい。

不思議に思いつつも、おばあさんの部屋に茶を持って行ったら

おばあさんはタンスに向かって茶を勧めていたらしい。

もっと怖いのは家族の誰もマサカズさんの存在を知らないことで

友人はこう言った。

「りんこ、アタシがタンスに向かって、過去の男の名まえを呼ぶようになったら

アンタはうちの息子たちに向かって、あの人は高校時代のとか、OLの時のとか言って

説明してやって欲しい。頼んだよ!」と念押しされた。

「任せろ!おめ~の(豊富な)恋愛遍歴くらいそらんじとるわ!」と言ったものの

アタシが先に呆けて、老人ホームの職員さんの股間をまさぐってたら
どーしよ!?と思ったのである。

ま、いっか。
そのときは自分はわかんないんだから、旅の恥はかき捨て的な?

と考えていたら、別の友人に

「アンタね、老人ホームに入れると思ってんの?老人だらけになるのに!
金もないくせに、入れるわけないでしょうが!!
孤独死あるのみ!!」

と言い切られた。

やっぱ、こうなったら、友人がタンスに向かって過去の男をもてなす様を見ない限りは
呆けられない!(誰の名まえを口にするのか、楽しみでしょーがない。
まあ、彼女のダンナの名まえは出ないことは保証するな)

ボケ防止のためにパズルでもやるか!?と思う、この頃だ。

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