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イヤミス観ちゃったよ~!

いやね、湊かなえさんがイヤミス(=読んだ後に嫌な気分になるミステリー)作家だっていうのは
知ってたんだよね。

で、アタシはイヤミスを映画にしろ、本にしろ観てはいけないと
台湾の占い師にこっぴどく忠告されたことがあんだよね。

(占いがとにかく好きで、ついに海外進出を果たしたわけだ)

なんたって、引きずるんだよ~~。

でも、観ちゃったの。

「白ゆき姫殺人事件」

あ~、恐ろしい。(でも、ものすごく面白いんだよ。観る価値はあると思う)

誰得にもならん、救いもないというお話は東野圭吾さんにも通じるものがあると
思うけど、考えれば考えるほど、これも救いがない。

原作と設定がほんのちょっと違うらしいんだけど、俳優さんはすごく上手だった。

主役の井上真央ちゃんなんて、普通に歩いてたら、恐ろしく綺麗だろうけど
ちゃんと地味で目立たない設定をうまく演じているんだよね。

綾野剛さんもクズ人間がうまかったわ~。

菜々緒さんは死体になっても抜群に綺麗だし、どこまで足なんだよ!?ってくらい
あしながさんだった。

この映画は深くて、自分の感じてきた過去が本当にそうなのか?ということも考えるし

それぞれが都合の良い話を信じていく怖さとかもあって

事件以上に、なんか底知れぬ恐怖を感じてしまうんだよね。

でね~、アタシは最近、お悩み相談で小学校のいじめについて相談を受けていて

それが劇中に出てくる女の子の世界にすっごい似ているわけ。

なんか全部が自分が最高にならないと気が済まないような女が出てきて

最高を奪ってしまいかねない女を巧妙にやっつけていくんだけど、

ありがちと言えば、ありがちなんだが

現実の相談も結構すごくて、中学受験をお互いに目指しているだけど

他の人には聞こえないように「アンタなんか絶対、全落ちさせてやるわ」とかささやいてくれちゃったり
巧みに仲間外れにしたりしているらしいんだな。

「そんな女は不幸になるだけだから、ほっとけ!!」と外野は言うんだが

そういう女って不幸にならないんだよね。

被害者だけが一生を壊しかねないダメージを負ったりするんだよね~、これが。

(本でも、映画でも、この部分は語られているから、興味がある人は見るべし!)

で、思うのは

今、進級、進学で、リセット可能な季節到来じゃない?

ここのスタートダッシュを本当にうまくやって欲しいんだな。

もし、姿・顔立ちだけで何らかの負の連鎖が始まるようなことがあれば

例えば、ストレートパーマにしてみる、コンタクトにしてみる、矯正を始めてみる

年齢にもよるけど脱毛を試みてみる なんていう親が手助け可能なことだったら

考えてあげて欲しいなぁって思う。

性格の問題であれば、例えば教室に入ったら、すれ違う人には「おはよう」を言ってみる。

ちょっと、この4月に少し会話ができるくらいになれる友人を作れるように

努力をしてみるってことが大切だと思うんだな。

4月に移動教室を組んで、どこかに新入生を泊まり学習に連れて行く学校も多いと思うんだけど

女の子であれば、母がきちんと生理中のたしなみを教えてあげて欲しいし

他人にどう見られるのかということを、この2か月は意識して
立ち位置を探って欲しいんだよね。(まあ、実際やっている子ばかりになるけどね)

ここをうまく乗り切れると、不登校の確率がぐっと減ってくる。

親は基本、見守るだけで、学校に「いじめだーーー!!」と言って乗り込んで行ったら

アリ地獄が待っているだけなんだけどね

そのはるか手前に出来ること、アドバイスしてあげられること、いっぱいあると思う。

毎年、降るように来る不登校のお悩み相談なんだけど

もう少し前に何とかなったんじゃないの?と思うことも多く

この新年度、すべての子どもたちにうまくかわして欲しいし、

居心地の良い場所を見つけて欲しいなぁって願っている。
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テーマ : 中学受験 - ジャンル : 学校・教育