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手術台から生還したぜ!(前編)

今日は腹切り手術に臨んだアタシのお話。

年末に発見した腹にあるシコリだが
時は正月、医者はやっておらず、明けてすぐに頭痛外来に飛び込んだわけだ。
(毎月、行ってるからね)

今になって気付くのは、さっすが神経内科医、専門外は超テキトーなのだ。

医者は言った。

「う~ん、これはやっかいかも!?手に負えないから、総合病院に紹介状書く!」

「かも=判断できない」って言葉と「手に負えない=専門外」に耳ダンボになれば良いものを

「やっかい」=「手に負えない」=「不治の病」=「手遅れ」=「美人薄命(これは嘘)」
と思っちゃったから「えーーーーー!!!???」状態なのである。

医者は本当に言葉に気を付けていただきたい。

で、この半年、CTを撮ったり、いろんな科を渡り歩いたりしていた。

そうこうしている内に、再び、逆側の腹にシコリを発見。

もともとあった右シコリちゃんは気のせいか、ドンドン大きくなっているようにも思う。

それで、再び受診したわけだが、結局、最終的には

CTにも写らない、内臓でもなさそうってことで皮膚科送りになった。

「う~ん、神経腫か血管脂肪腫じゃない?取る?どうせ、どうやったって自然にはなくならないよ。
多分、段々に大きくなるし、テニスボール大くらいになる人もいるわね。
大きくなってから取ると、癒着してたり、血管巻き込んだりで、手術も大変になるよ。
稀に悪性になることもあるし、こればっかりはどう変化するか読めませんから。

まあ、手術のデメリットは入院になるし、痛いし、傷が残るわね。どっちでもいいけど
『なんだろう?』って心配しているより、いっそ取っちゃって、病理検査に出して
良性って確認した方が安心じゃないかしら~?悪性にしても早い方がいいしね
どのみち、病理に出さないと、なんなのかはわからないのよ」と

女医さん(推定年齢30代半ば)が微笑む。

そこで勢いでなんとなく、手術の同意書にサインしてしまったわけだ。

女医さんは「手術日はご家族の同行が必須だから、どなたかと一緒に来て!」と言う。

「ええーーー!!!???アタシには(付き添いしてくれるような優しい)家族がいないんですけどぉ?」と

答えると、女医さん「じゃあ、できません」とニッコリ笑う。

いやいや、待て。
ここで、デキモノを温存して、万が一にでも悪性腫瘍にへんげしたらどうするのだ!?

いやいや、待て。
ここで、腹切りして、傷が残ったら、写真集が出せないではないか!?

しかも、もうどなたにも見せられない体になってしまう~~~!!!???

つーか、痛いって言ってたじゃん!!!???
無理、無理、無理~~~。

女医さんは言った。

「じゃあ、手術ね」

えーーーー!!!???
アンタ、切りたいだけの人では? まっさか、Sっ気の女医???

「手術日までに家族の人、探して来て」 と念押しされて、診察室を追い出された。

頼みの娘は県外にひとり暮らし中だし、ダンナはその翌日、波乗り大会じゃん。
絶対、来なさそうだな・・・。

「はーー!!??この(有能な)俺様が会社をお休みして、おめ~のくだらね~脂肪取りに付き添う?」

とか言いそう。

思い起こせば、あたくしの数百年前の話。

全身麻酔で行った流産措置にダンナは居なかったのだ!つーか、誰も居なかったのだ。

数百年前の話だから、その頃、手術もゆるかったんだろう。

ここで、息子のことがチラリともよぎらない、全く当てにしていないところが哀しい話だが

そんなこんなで 「手術、カモナベイベ!!」とダンナを誘ってみた。

その頃はダンナは「おもろいおばさんが死んでまう」と思っていた節があるらしく

「行きます!行きます!(ついでに会社休んで、波乗り大会の練習もしちゃうぜぃ!)」とのたもーた。

手術がこれで実行されることが決まってしも~た。
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