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手術台から生還したぜぃ!(中編)

そんなこんなで、なりゆきで手術になった。

シコリは腹の両側にあるので、丁度、アジのひらきのような
線対称で腹切りを行うことになる。

第1シコリちゃん(長女)はちょっとふくよかなので
OKサイン大になっていて、コリコリしている感じで
何もしなければ痛くはないが、押せば痛い。

第2シコリちゃん(次女)は腹の肉が有り過ぎて、
ちょっとやそっとではわからない、恥ずかしがり屋さんである。
(つまり腹に埋もれている)

う~ん、確実にあるのに、次女のありかをドクターに伝えられなかったら
斬られ損じゃね~~???

実際、ドS女医もこうのたもうた。

「(次女は)小さいから(腹を)開けても、取れないかもしれないけど
そしたら、何もしないで閉じちゃうね~(嬉)」

ええーーー!!!???開けたら、責任もって、次女もどうにかしろよ!!
こっちとら、写真集、諦めとんねん!
ブツは残すわ、傷も残るわってどないなっとんねん!?

え~ん、こうなりゃ、マジックだ!
腹に印を書いてやる!

しっかし、これが高度なテクニックを要する騒ぎとなる。

長女も次女も動くのだ。
気付くと色んなところに印ができ、どれが本物かわからんなってもーた。
まずい、このままでは切り口が無数になってしまう!
焦って消そうとしたら、油性マジックで書いていたことに気が付いた。

ゼブラ様の企業努力に恐れ入る。全然、消えないどころか、消そうと必死に
なればなるほど、滲む始末で
腹が落書きだらけになってもうた(号泣)

そんなこんなで、腹の落書きと戦っている最中に電話が来た。

問題児の老母である。

「ね~、手術って何時からなの?」

なんか心なしか、声が弾んでねーか!?

「なんで?」と冷たいアタシ。
アタシは今、必死で余計なところまでS女に切られまいと戦っている最中なのだ!

「お母さんも手術に立ち会おうと思って(喜)」

「はぁ~?昨日、こなくていいって言ったばっかでしょ?
なんで、手術するのに、わざわざ、(車椅子の)あなたをお迎えに行かないといけないのよ!
トイレにもひとりで行けないのに、どうする気よ!(怒)」

「ところが、お迎えに来てもらわなくても、行けるんです!
ホームの施設長が連れてってくださるし、付き添うって言ったの(喜)」

人の手術をイベントか遠足みたいにしやがって!(怒)

「あのね~、連れて来てもらうって、いくらかかると思ってるの?
ただじゃないんだよ!」

「提携病院はいいって言ったもの!」

「手術をする病院は(ホームの)提携ではありませんっ!!」

老母は食い下がる。
「なんでぇ~~???」

思うように外出できないからって、娘の手術をイベントにすんじゃねーっっ!!

怒りで次女の位置が余計にわからなくなった。

こんな小汚い腹、誰も切りたくなくなるっつーの。

(後編に続く)
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テーマ : 主婦の日常日記 - ジャンル : 日記