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手術台から生還したぜ!(後編の前編)

インクでベトベトな腹を抱えながらも、10時きっかりに入院した。

入院すると専任ナースというものがひとりずつにあてがわれるらしく
なーんと男性ナースだったのだ!
うふ・うふ!
これで、やさしくしてもらえそうだ~~♥
いい時代になったべ~~

ナースは注意事項を教えてくれ、手術直前にお迎えに来るから
これに着替えるようにと手術着(上から被るアッパッパーみたいなやつ)を渡してくれた。

で、アタシは当然、聞かねばならない質問をする。
「あのぉ~?全部脱げばよろしいので・・・?」

ナースは何故か思い切り「下は履いていてください!!!」と力説した。

なんでも、ブラは電気メスで感電なんだか、金具がやばくて、火傷になることがあるそうな。

ええええーーーー!!!???
電気メスって?電気メスって何?
一瞬、恐怖で帰ろうかと思ったが、せっかく勝負下着も身に着けてきたし
なんせマジックとの戦いも制したし、これはもう行くしかない!という気持ちになっていた。

(術前に「私が執刀します!」と挨拶に来てくれたドS女医にマジックマークを褒められて
有頂天になったのはアタシである♪)

そんなこんなで2時の手術時間がアッちゅー間に来た。

担当ナースに連れられて、手術室のナースに引き渡されるのだ。

今は病院は取り違えミスを確実に防ぎたいんだろう。
名まえと生年月日を言わされるのはわかるのだが
「なんの手術か言ってみそ!」と言われて、自ら手術内容を発表しないといけないシステムなのだ。

そこをクリアして、はじめて手術台に乗れるのである。

手術室はテレビで見るのと同じで、ライトがまぶしすぎる。

横たわると、ナースがやってきて、いろんな注意をしてくれる。

「麻酔が効かなくなったら、早めに声に出して『痛い』って言うんですよ」

「同じ体勢でじっとしていなければならないので、足とかを動かしたい欲求が出ると思いますが
いきなり動くと、先生が違うところを切ってしまいますから、必ず『動きたい!』と
伝えてからですよ」

動くと先生が違うところを切る、動くと切る、動くと・・・
ぎゃーーー!!!!なんか余計に動きたくなってくる!!

先生がやって来た。

「下着をずらしますね~」

おーほほほ、見て!見て!
こういうこともあろうかと、ちゃーんと「ミュゼ」に行ってお手入れ済みですのよ~♡

あれ、ドS女医じゃない?しかも若い男?

「今日は3人で執刀します。ドクターは3人なんですが、看護師の人数が今日は足りなくて
ナースが手術を掛け持ちしますので、そこのところをご了承ください。
あちらの手術が手すきになったら、来ると思いますので、問題ないです」

は?
ナースがいないって、アンタ、まな板の上に乗ってる状態でそんなカミングアウト要らないっつーの!

さっきのナースは?動くなって言ったやさしいナースは?
居ない!何処にも居ない!
だから、噛んで含めるように、延々、注意事項を言っていたのか。
居なくなるからだったとは・・・。

「では、両側、同時に切っていきますね!(喜)」

えーーーー!!!??? ちょっ、ちょっ、ちょっ !!!
待て、待て、待て!!!

(後編の後編に続く。長っ)
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